エコキメラを専用のスプレーガンで施工することによって(噴霧装置及びこれを用いた塗装方法特許6932410)、基材表面にリン酸チタニア由米のナノ粒子が堆積します。
施工中に堆積したナノ粒子表面において、主としてラジカル反応によって、臭気成分の分解、あるいは、菌やウイルスを物理的に破壊すると考えられます。施工された表面には、ナノ粒子が多く存在するために、表面積が大きくなり、高い活性が発現すると考えられます。
様々な素材に対して、エコキメラを噴霧施工することで、表面にナノサイズの微粒子が堆積します。この粒子は、索材表面に強固に付着するため、バインダーを用いることなく、安定した効果が年単位で持続します。
表面エコキメラとの接着に関する実証データとして、1万回布摩擦試験後の試料においても、リン酸チタニア由来のチタン成分がガラス表面に存在することが、佐賀県立九州シンクロトロン光研究センターにおける実験により確認されています(産業技術総合研究所との共同研究成果)。また、繊維素材に対しては、50回洗濯処理後の試料においても、未処理試料と同程度の抗菌活性が発現することが第三者機関の試験により明らかになりました。
溶剤は透明で、バインダーを必要とせず、繊維などの素材に密着し、着色、変色、退色等を起こさず、生地の風合いを損ないません。
試料 | 抗菌活性値 |
---|---|
エコキメラSRW-30 洗濯0回 | 6.0 |
エコキメラSRW-30 洗濯50回 | 6.0 |
品名 | 摩耗減量 |
---|---|
SRW-30 | 0.000 |
(摩耗輪2個の荷重の合計:5.0N「約500g」)
急性経口毒性試験、急性皮膚刺激性試験、皮膚感作性試験、復帰突然変異試験は「SEKマーク繊維製品認証基準」及び「SIAA品質と安全性に関する自主規格」に適合
専用のスプレーガンで施工し48時間乾燥させることによって、粒子が積層し強固な多孔体組織が形成された施工面に生活空間に存在する菌やウイルスが接触することで増殖を阻止し減少させる効果が期待できます。または各試験センターで抗菌・抗ウイルス性に関する様々なエビデンスを取得しています。
SIAAマークはISO22196法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。
SIAAマークはISO21702法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。
! 注意事項
・抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません
・SIAAの安全性基準に適合しています
「エコキメラ」Sシリーズ(SRW-30)は、SIAAで所定の試験に合格し抗菌/抗ウイルス性・安全性が認定された製品となっております。その中でも弊社は抗ウイルス性に関して、エンベロープウイルス及びノンエンベロープウイルスのどちらのタイプにおいても試験基準をクリアしております。
全てのウイルスは、アルコール消毒が有効と言われている脂質膜を持つ「エンベロープウイルス」と、それを持たない「ノンエンベロープウイルス」のどちらかに分類されます。
ホルムアルデヒド、VOC(揮発性有機化合物)のシックハウス、シックスクールの原因物質やアンモニア等を分解し、居住空間等の大気浄化をし、嫌な臭いを分解します。また、光の届かない暗所においても24時間作用し続けます。
塗布量 (cc/㎡) |
初期濃度(ppm) | 2時間後(ppm) | 分解率(%) | |
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ウレタンフォーム | ||||
ウレタンフォーム | 20 | 113 | 29.0 | 74 |
綿生地 | ||||
綿生地 | 20 | 15 | 1.6 | 89 |
ポリエステル | ||||
ポリエステル | 20 | 15 | 8.0 | 46 |
アクリル | ||||
アクリル | 20 | 15 | 8.5 | 43 |
ポリウレタン製シート | ||||
ポリウレタン製シート | 20 | 15 | 8.4 | 44 |
合板・ボード | ||||
合板・ボード | 20 | 15 | 8.4 | 44 |
塩ビ含む壁紙 | ||||
塩ビ含む壁紙 | 20 | 15 | 3.9 | 74 |
温度:30℃ 湿度65% 室内光 ホルムアルデビド
「エコキメラ」Sシリーズ[SRW-30]で加工した繊維製品が、 一般社団法人繊維評価技術協議会の定める基準に適合し、 下記3種類のSEKマークを認証取得しました。